仕事や勉強、うまくいっていますか?「なかなかうまくいかないんだよな・・・」と感じる人は、知らず知らずのうちに成長している自分に気づけていないのかも。
今回は、成長を実感するために効果的な「振り返り」の方法について紹介します。振り返りを「簡単」かつ「効果的に」行うフレームワークも解説していますので、成長したい方、成長を実感したい方はぜひ、本記事をご覧ください!
成長にはどうして振り返りが効果的なの?
どうして成長をするために、振り返りが効果的なのでしょうか。主に、4つの理由があります。
自分の得意・不得意を知ることができる
過去の経験を振り返ることで、成功や失敗から得意なことや苦手なことを学び取ることができます。これにより、自分の強みを伸ばしたり、同じミスを繰り返さないように、どうしたらよいか考えるようになり、賢明に行動できるようになります。
自分を客観的に捉えられる
振り返りを通して、自分自身を客観的にみることができます。苦手だと感じていることが、実は強みだったり、得意なことを伸ばすための改善点も見つかったりと、主観以外で自己認識を高めることができます。
目標の達成を実現できる
振り返りは成長管理をする手段としても有効です。自分の達成したい目標に対して、振り返り通して、進捗を管理し、目標に向かっているかどうかを確認できます。また、必要に応じて、調整をかけるきっかけにもなるため、振り返りは成長に効果的な手段となります。
ポジティブなマインドセットができる
振り返りはモチベーションの向上にもつながります。成功体験を振り返ることで、自分のマインドをポジティブにすることができます。成長には失敗がつきものだからこそ、ポジティブなマインドを維持していくことが非常に大切になってきます。
振り返りに効果的なフレームワーク「SMART」
振り返りはどのようにすればよいのでしょうか。「簡単」かつ「効果的」な振り返りに有効な「SMART」分析をを紹介します。
SMART分析とは?
「SMART」分析とは以下の5つの要素の頭文字を取り、つけられたフレームワークです。
Specific(具体的な):目標が具体的か
Measurable(測定可能な):達成度を測れる目標か
Achievable(実現可能な):達成可能な目標か
Relevant(関連した):目標の達成が自分の利益につながるか
Time-bound(期限を定めた):期限が設定されている目標か
このフレームワークを使い、振り返りを行うことで、「自分が何をしたいか」が明確になります。また、計画の進捗を定量的に見ることができるため、目標を実現可能な形に落とし込むことも可能です。
また、SMARTを使った振り返りを繰り返しに行うことで、「何ができるようになったのか」という自分の成長の過程を具体的に知ることができます。成長を実感することで、モチベーションの向上につながるため、成長に必要なポジティブなマインドづくりにもつながります。
SMART分析のやり方
SMARTを使い、実際の振り返りの方法を紹介します。
SMARTの要素が記載された表を使うと簡単に、今の自分を理解することができます。
例:「HPをつくれるようになりたい」という目標を立てている場合
とりあえず設定した目標 | HPをつくれるようになりたい |
Specific(具体的な):目標が具体的か? | 「HPをつくれるようになりたい」は漠然としているため、「HPをつくれるようになるために何が必要か」を考える。 HPをつくるには、プログラミングを覚える必要がある。 |
Measurable(測定可能な):達成度を測れる目標か? | 「プログラミングを覚える」では、達成度を測れないため、プログラミングを覚えた指標として、「実際にHPを1つ作ってみる」という形で、目標を数値化する |
Achievable(実現可能な):達成可能な目標か? | 必要なプログラミングを習得するのに、平均1年で学ぶことができる。 |
Relevant(関連した):目標の達成が自分の利益につながるか? | HPをつくれるようになることで、自分の存在価値が向上する。 |
Time-bound(期限を定めた):期限が設定されている目標か? | 2024年度末までに達成する |
SMARTを用いて設定した明確な目標 | 2024年度末に実際にHPを1つ作ってみる。 |
まとめ
振り返りは、得意なことや苦手なことだけでなく、「次はどうするか」といった成長に必要な行動を明確してくれます。ぜひ、効果的な振り返りを繰り返して、日々、成長を実感してくださいね!